2012-05-16 第180回国会 参議院 憲法審査会 第5号
局外中立、すなわち、一局に入らない、そういう中立、殊に永世局外中立というものは前世紀の存在でありまして、今日の国際社会においてこれを持ち出すのはアナクロニズムであります、時代錯誤でありますということをおっしゃっていると同時に、ここでは書きませんでしたけれども、二十二年五月三日に、憲法施行記念日に、日本社会党中央理論機関誌では原彪先生は、一生懸命我々は努力した、でも駄目だった、そこで憲法を他日改正したい
局外中立、すなわち、一局に入らない、そういう中立、殊に永世局外中立というものは前世紀の存在でありまして、今日の国際社会においてこれを持ち出すのはアナクロニズムであります、時代錯誤でありますということをおっしゃっていると同時に、ここでは書きませんでしたけれども、二十二年五月三日に、憲法施行記念日に、日本社会党中央理論機関誌では原彪先生は、一生懸命我々は努力した、でも駄目だった、そこで憲法を他日改正したい
「局外中立、殊に永世局外中立と云うものは前世紀の存在でありまして、今日の国際社会に之を持出すのは」時代錯誤だ、「アナクロニズムであります。今日は世界各国団結の力に依って安全保障の途を得る外ないことは、世界の常識であります。加盟国は軍事基地提供の義務があります代りに、一たび不当に其の安全が脅かされます場合には、他の六十数箇国の全部の加盟国が一致してこれを防ぐ義務があるのである。」
ちょっと部分的に読ましていただきますけれども、「将来幸ひに国際連合等に加入を認められまする場合に、国際連合に安全保障を求め得られるであらうと云ふことを期待致すのであります」云々と、こうなっておりまして、なお、大変興味深いのでちょっとその後も読ましていただきますが、「殊に永世局外中立と云ふものは前世紀の存在でありまして、今日の国際社会に之を持ち出すのはアナクロニズムであります。
それから永世局外中立でありますか、これは私の言つたのはベルギーだとかいうような國の過去から考えて見て、ベルギーとしては局外中立は現に侵されたのであるから、これを以て國を守ることに全然依頼するということは疑問があると申したのであつて、日本が再び軍備をするとか、或いは軍備を以て國を守らないとするならばどうしたらいいか、これを極く率直に申せば、今の世界連合でありますか、國際連合の理想はつまり世界の戦争をなくなす
先日の本会議で、日本の永世局外中立の問題につきましてお尋ねいたしましたところが、そのとき私は、総理は、日本が現在置かれている立場からして飽くまで永世局外中立を貫くというお答えがあるものと期待してお尋ねしたのでありますけれども、総理には、ベルキー等の例を引かれまして、若干疑問があるというようなお答えであります。
今春のロイヤル長官の戰略論議は、いろいろな意味におきまして日本國民にとつて異常なシヨツクでありましたが、その結論は、結局マ元帥と同じく、日本が永世局外中立の國として平和と文化の道を進むべきことを示したものでありました。考えて見ますると、すでに原子爆彈の発見によりまして世界史は一変しつつあります。